博多カステラ　糸島れもん

2011年に同業数社と共同開発した博多カステラ。
「博多には饅頭のようなまるいカステラがある」と噂が広がり、博多を代表するようなお菓子になってほしい、という思いを込めた商品でございます。

博多カステラは、もっちり・しっとりとした触感で、芳醇なバターの香りが口いっぱいに広がるのが特徴です。
また、食べやすさを重視しているので、切らなくてもそのまま食べられるよう個包装にしております。

カステラにはいくつか種類があり、有名な長崎カステラ、ベビーカステラ、東京カステラ、バターカステラ、今では台湾カステラなどもございます。その中でも博多カステラはどれにも当てはまらない商品となっております。

昔、多くの僧侶が仏教修行のため博多から中国へと旅立ち、その際に「うどん・蕎麦・饅頭」の粉物食文化やお茶などの技術を伝達したことから、博多は饅頭やお茶の発祥の地と言い伝えられております。

そんな博多の歴史に影響を受け、饅頭のように見えるカステラがあってもいいんじゃないか、という発想からまるいカステラが出来上がりました。

富貴はこれまで、新商品を定期的に開発して参りましたが、博多カステラは特別に丹精込めて何度も企画を練り直し完成した商品になります。

実は、最初の構想ではマドレーヌのような「流し生地」でした。

しかし、流し生地では立体的な丸ができないため、小麦粉と加工でんぷん粉を使用することで固形化に成功し、また普通のカステラには入っていない発酵バターを入れることで芳醇な香りのカステラに仕上げることができました。